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インフラとしての建築

1月にコンペだしました。テーマはインフラとしての建築

 

業界では「朽ちるインフラ」と問題視されますが、本業と相まって前向きに考えていきたいと思ったので。

 

 

 

インフラというと、多くの人は道路や橋、鉄道、あるいは送電線や上下水道など、生活を支える様々な動脈とも言うべき構築物を想像するかもしれません。これらのものは、日頃意識にのぼらないにせよ、僕たちの生活にとってなくてはならないものですし、また社会や都市、人々を様々な面で結びつけてくれてもいます。近年では情報ネットワークなども、一つの社会インフラとして位置付けられるほどに、生活に不可欠なものとなりました。

ところが建築は、日本においては不動産扱い、つまりはウワモノで、寿命は短く、時には車と同じような商品として扱われたりもしています。このような認識は、高度経済成長期のスクラップアンドビルドを助長しましたし、近年の、建築のデザイン領域が「表層」に押しやられている状況も、ウワモノとしての建築と無関係ではないでしょう。このような建築のあり方を改めて問い直してみたいと思います。

道路や橋の存在を誰もが疑わないように、長い年月にわたって疑われることなく存続し、様々なかたちで社会や都市や人々を繋ぎ、支えてくれるような建築を構想してみたいと思います。それは単に頑丈で長持ちする建築という意味ではありません。もしかしたら、原始的な洞窟のような場のあり方かもしれないし、あるいは物質的には変わり続けながらも長く継続していく仕組みかもしれないし、もしかしたら、これからのエネルギー供給と一体になった、まさにインフラそのものかもしれません。

まるで太古の昔からあったように、そこにあることがごく自然でありながら、しかしこれまで誰も見たことがなかった新しいインフラとしての建築のあり方を構想してみてください。これからの時代の新しい人と人のつながり、街と街のつながりになくてはならない建築のあり方を、具体的な空間のイメージとともに描いてみてください。それはきっと、社会が待ち望んでいた新しい建築の姿かもしれません。未来の可能性を切り拓く、すばらしい提案を期待しています。

 

毎度、このコンペ概要からはいろいろと考えさせられてますが、要するにインフラと言う言葉をカタチのあるなし・古いもの新しいもの、千差万別扱っていいということでしょうか。

 

 

インフラ(infra)とは「下部」と言う意味です。

インフラストラクチャーで下部構造。 

 

日本語では生活インフラ(学校・病院・図書館など)と社会インフラ(道路・ダム・送電線など)に区別できるみたいですが、あまりピンとこず、僕の中でイメージが強かった「不可視」「接続」のまま突っ走りました。

 

「不可視」とは目に見えないというか見えづらいというもの。電力や磁力、埋設されていたり、隠蔽されているもの。つまり、発電所や4G回線、給排水などですね。ちなみにinfra-redは赤外線を意味します。

 

 

そして「接続」とは、2つのものを1つにつなぐもの。橋や道路などが対象かと。

全然関係ない記事でですが、日建設計の山梨さんが

「つなぐという行為は2つのものを1つにすると捉えられがちであるが、つなぐと同時にエレメントを分節し3つにしている」

というようなことを言っていたのが面白かったなあ。ちょっと構造的思考。

街と街、家と家をつなぐために作った道路が、実は分断現象を生み出してることにハッとさせられる。

で、現世では歩道橋を使って3次元の世界に逃避するというシナリオ。

「つなぐ」とは「分断」と同義だったんですね。

 

 

 

ということで、この「不可視」の要素と「接続」の要素で、

・病院で磁力式の床使って車椅子を自動で動かしたりする案

 

・太陽光発電のパネルに植物の光受容体(光を感じるたんぱく質)をプログラミング化する案

とか考えてました。

 

(それにしても、磁気と医療ってやっぱり相性いい気がするんだよな〜、最近は薬剤を磁気で体内誘導すると単体で服用するよりも数十倍も効果が上がったという研究もありましたし)

 

そんなこんなでできたのがこれ。


「触媒としての鉄塔」

フィルターを使って、太陽光を波長域ごとに仕分ける提案です。

本でサハラ・ソーラーブリーダー計画か何かを見て、太陽光にさらなる可能性を感じたのがきっかけだったかな。

地球に降り注ぐ太陽エネルギーを満遍なく吸収することができれば、1hで人類1年分のエネルギーを賄うことができるとかだったかな。

 

 

太陽光には様々な波長域が存在しますが大きく、紫外線・可視光線・赤外線に分けることができます。

色は勿論ですが、簡単に。

 

・紫外線:蓄光、殺菌

・可視光線:明るさ、光合成

・赤外線:蓄熱、発電

 

簡単にこんなところでしょう。

よく暗闇で光るこんな蛍光テープは紫外線で蓄光してるし、

可視光線の中でも波長域が中間値の緑色は植物の光合成に利用できない。(そのため植物の葉は一般に緑色)

赤外線はサウナでもありますね。

 

 

その効果を高層複合ビルのように、階ごとに用途が異なった形で表現できないかな〜と。

 

 

そしてできれば数年後に使われなくなるような、社会的問題意義のあるものを探してました。

それで鉄塔です。

 

当然のことなんですけど、鉄塔は発電所から生活圏内のルート上にありますよね。

で、そういった場所って山奥だったり、原発跡地だったり、砂漠地だったり。

砂漠化の進行や原発事故で、地球上では居住困難地域は拡大の一途を辿ります。

そもそも地球上で生活するためのエネルギー・水は、自然界で見られる諸現象から得られることができるんじゃないかって思ってます。

そんな提案。ダイアグラムの一部ですがこんな感じ。

結果は未だですが連絡なかったのでだめだったんだろうな〜

しっかり受賞者見て糧にします。ボードの全景はそのあとで。

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