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BIMと鉄道(1)

久しぶりに更新しようと思ったBlogですが、かなり重たいタイトルに(笑)

変なところに潔癖なのでSNSやBlogの位置付けにはいつも悩んでいます。今の心境ではこんな感じ。

 

・Facebook→居住地確認用と誕生日確認用

・Instagram→絵日記

・Twitter→ラフな遊び

・NewsPicks→ラフな学び

・Blog→備忘

 

最近、NewsPicksで知った方々がnoteで惜しげも無く知識を公開していて本当に感謝ばかりなのですが、自分は「備忘」と言うなんとも申し訳ない始末。本当は皆様のように誰かに何か+(プラス)になるようなものにしたいのですが、ちょっと自信ないっす。

 

タイトルに(1)と書きましたが、どこまで書けるか何を書こうか、レールも何もありません。鉄道なのに申し訳ないです。

行き当たりばったりで、BIMのことをまとめつつ、日本のインフラの問題と解決につながるアプローチが見つかるといいな〜と思っています。

 

…というのは建前で、本音は来週ちょっとお偉い方の前でプレゼンがあるからです。

ま、前置きは置いといて早速。

 

1.はじめに

BIMとは何でしょうか。今、建築・建設業界では何が起こっているのでしょうか。海外と日本では何が異なるのでしょうか。将来、インフラはどうなるのでしょうか。

 

国交省HPによるとBIMの定義は下記のように記載があります。

「Building Information Modeling」の略称。コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、室等の名称・面積、材料・部材の仕様・性能、仕上げ等、建築物の属性情報を併せ持つ建物情報モデルを構築すること。

 

やっぱり文字じゃなかなか入ってこないですよね。BIMの概念を表すのには、よくこういう図が用いられます。中央にBIMがあって、周囲に各フェーズの作業。

今まではこの中央がなかったんですね。

つまり、敷地の調査から始まって、平面図を書いて断面図を書いて立面図を書いて、外観を決めるためにパースを書いて、周囲に生じる影や風の解析のための図面を書いて、鉄骨を加工するための図面を書いて、重機を使って工事するための図面を書いて…と、まあ書いて書いて書いて書いてばかりなわけです。

CAD設計とは言いつつ力技なんですよね。

 

それがBIMの登場により、ほぼ全体の設計が、ほぼ統合された形でできるようになったわけです。(この“ほぼ”が大事。)

要するに、この“ほぼ”のデータを横に輪切りにすれば平面図に、縦に輪切りにすれば断面図に、視点を変えればパースに、周囲の地理情報を入れれば配置図に、照明の個数や種類を入れれば電気代の算出や交換時期のお知らせに使えるわけで、BIMとは3D設計ソフトやモデルを指すのではなくプロセス(過程)であり、共通言語なんだと思います。

そのため、3D設計は勿論。最近よく聞く、GIS統合やコンピューテーショナルデザイン、デジタルファブリケーションなどなど、これら全てに精通しています。

 

2.BIMとCIM

BIMと並んで使われる用語としてCIMがあります。これは「Construction Information Modeling」の略で、土木構造物を対象にしていることを意味します。

が、海外ではCIMという言葉はありません。CIMは2012年に国交省によって提言されたもので、よくも悪くも縦割り社会から生まれた言葉だと思います。敢えてBIMと区別することで、行政が主導となって働きかけているイメージをより強く感じますね。いいと思います。丁度、「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズで公共事業の予算削減があって、ドラえもんがあれでもない、これでもないって四次元ポケットからようやく見つけた打開策のように思います。

じゃあ、海外ではBIM・CIMは進んでいないの?と言うとそうではありません。むしろ逆です。

 

3.海外のBIM・CIM事情

すみません。紙しかなかったので、しかも書き込みしてありますがグラフ載せます。。(余裕があったら後日差し替えます)

下のグラフは各国のBIM導入レベルの割合を示しています。

日本でBIM元年と言われたのは2009年。まだ2013年には国ごとに大きな差はありませんが、2015年には大きく差が出ていることがわかると思います。

では英国にフォーカスしてみましょう。なぜ英国か?

英国は行政が主体となってBIMを推進している代表的な国で、戦略的に業務の効率化を促しているからです。

ここでは、NBS(National Building Specification)という行政寄りの組織で公開されている資料(The National BIM Report 2018)から確認します。

3-1.BIMは本当に便利か?

グラフ1.BIMの使用率

 

グラフ2.あなたの組織は将来BIMを使いますか?

グラフ1.2を見て、やっぱり使えるものなんだと思いました。今までは、BIMソフト会社の情報を一方的に享受していたので。

1年後に普及率91%ってことは逆にもう2DCADで設計してないんでしょうね。。

3-2.行政主導で進む各国

 

グラフ3.BIMについての情報をどこから入手していますか?

通常、会社や個人がBIMの導入や推進を図ると、まあ様々な問題がおきますが、大抵は「人とお金」の問題です。

今の仕事は回るのか、ソフトや周辺機器の費用はどうなのか、習得できるのか、使い物になるのか。

グラフ3ではそんな導入にあたりサポートとなるような存在に関する質問ですが、なんとNBS(行政寄りの組織)がトップ。これって日本では全然イメージわかないんですよね。具体的には3Dパーツの提供などなどでしたが、それらのサポートって日本ではメーカー(TOTOなど)やBIMソフトの開発会社(Autodeskなど)が基本的にはやってるんですよね。おそらく、日本でいう“確認申請”に当たる面でもサポートが強いんだろうと思います。

知らなかっただけに、この結果は驚きでした。いや〜、ここまでやってるか英国、って感じです。

 

4.日本のBIM・CIM事情

前段の通り、日本では他国に比べてBIMが普及していませんが、冒頭に述べた“ほぼ”を作ることをには長けているように感じます。ここからは主観が強いので様々な意見もあるかと思いますが、、

4-1.日本BIM優位説

日本の建築業界は、多かれ少なかれ責任施工の体質なんだと思います。施工会社は設計図を100%信じていないし、何か問題が起きてもほとんどのケースで施工会社が吸収します。それゆえ、日本の大手施工会社はスーパーなゼネコン(ゼネラル・コントラクター)と呼ばれる由縁なんだと思います。

図面に不備があったとしても、ゼネコンが気付いて提言して、修正設計します。米国では訴訟が起きるケースも少なくないとよく聞きます。

つまり、“ほぼ”の図面で良いじゃん・ってこと。じゃあ、BIM優位じゃんって思いましたが、そんなに簡単ではないんですね。

4-2.日本BIM劣位説

なぜでしょう?

私は理由の一つは「施主が困っていない」からだと思います。設計事務所が書いて、ゼネコンが建てて、問題が起きてもゼネコンが吸収して明るみに出ず、施主は何も知らないままというケースは多いと思います。反面、都合の良い側面は過剰に純化して、施主は何も知らない。

長期的にみれば、こっちの方がお得!という情報が上手に伝わってないんだと思います。

これはある意味、設計事務所・ゼネコンの責任もあると思いますが、やっぱり行政かな・というのが個人的な意見です。

下記のような取り組みが進むことが本当に肝だと思います。

「BIMビュワーによる確認済証交付で確認申請プロセスを効率化」

 

次回

悪い癖なのですが、なんか長ったらしくなります。なので今回はここまで。

すでにご存知だったかもしれませんが、BIMで効率化とか聞こえの言いニュースばかり耳に入ってくる割には、実際のところあまり進んでいなかったりします。

鉄道やインフラのこと何も書けなかったな〜。BIMから全然脱線しなかったので、BIMのこと興味ない人にはつまんなかったと思いますが、次回はもう少し面白くしたいと思います。

kohe

しゃけが好きなんで“やましゃけ”って言います

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