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BIMと鉄道(2)

敬老の日を挟む、3連休でした。

米寿の祖父と還暦の父に顔出す以外は、家で本読むか、絵描いてだらだらしかしていないのでBlogでも更新してみようと思います。

 

さて、10/26(金)に ArchiFuture というイベントが東京都内で行われるようです。

 

もう10年くらい前から毎年やってるイベントみたいですが一度も行ったことはなく、ちょっと予習もかねて書きます。また例にならって、自分のために書くblogなのですが、ご容赦ください。

合わせて10/21から始まる 新素材×旧素材 の企画展も見に行きたいな〜

 

1.BIMの目的

BIMって何?というところは前回、大まかにですが書きました。

おそらくBIMソフトを使ったことある人は、全てが思い通りにならないことで中途半端な代物と感じたり、忙しいし2DCADでまだまだいけると出戻った人も少なくないと思います。

日本の多くの会社でも「BIM推進部」と銘打って可能性を探っているという段階で、移行はまだまだ先というのが現状なんだと思います。

 

そんな現状ですが、個人的にBIMはデータベース化を目的とした手法の一つとして付き合っていきたいと思っています。

・図面書きながらパースもかけてる、とか

・法令チェック図もかけてる、とか

・干渉チェックできた、とか

そういうのも本当に助かるんですが、非物質的なものでも”未来にのこるものを作るというところに、浪漫を感じています。

業界的に言えば「地図にのこるものを作る」というような物質的なものの言い方のほうがしっくりくる感じもしますが、BIMに関しては真逆な姿勢で攻めていこうかと。笑

まあ “形あるものいつかは壊れる” というくらいで逆説的に言えば「形ないものは壊れない」ですから。

諸行無常ですね。

 

すみません、ちょっと言葉遊びが過ぎました。次。

 

2.データベース化

じゃあ、データベース化って具体的に何か・というところを掘ります。

例えば、建設前に地盤調査のためのボーリング試験をやるとします。調査結果から杭の長さや液状化の対策を検討するためですね。でもこれらの結果がデータベース化されることはほとんどありません。

こういうの(https://goo.gl/Mfh446より拝借)

 

大手設計事務所やスーパーゼネコンでも、図書庫にラベリングして保管してある程度ではないでしょうか。それらが社外で設計資料として扱われることはまずないと思います。

これは、責任の所在が不明瞭になることが大きな理由の一つだと思います。

「その資料を元に杭の長さを10mにしました」とか言われても、「万が一沈下したらどうするんだ」って言われたら太刀打ちできません。

 

でもだからと言って、なくていっかと・いう結論にはならないと思っています。

確かに杭の長さを決めるというところに焦点を置くと、その都度、建設箇所付近で試験を行い、確実なデータによる検証が必要なのかもしれません。

でも防災の観点で言えばどうなんでしょうか。一つ一つの確実なデータよりもざっくりとしたマクロデータの方が有用性があるケースが多いと思います。

 

これに関連して、国土地盤情報検索サイト「KuniJiban」では地盤情報をオープンデータとして公開しています。

この青とか緑の○印部分がオープンデータ確認可能なところです。

しかし、これ見てみるとわかるんですが、道路橋や埋め立て地のところしかデータがありません。これでは、地方の防災どころか自宅の建設の参考資料としても使えない・と行ったのが現状です。

 

地盤を例にとりましたが、他にも都市計画図や施設のバリアフリー対応の有無、建物検査結果など同様に考えられると思います。こういう時、建築・土木版のGoogleみたいに言った方が伝わりやすいのかもしれません。

 

3.誰が得する

BIMの話をしていると、よく「誰が得する」みたいな話になります。

設備干渉など現場で起きる問題を先に確認できるから施工会社が最も得する、設計と同時に数量が算出できるから設計事務所が最も得する、というように意見は多様です。

 

でも、どの歴史を切り取ってもそうであるように、みんなが得するものでないと残っていかないんだと思います。

このみんなとは、業界の内外問わずでありたい。情報量の多いデータよりもシームレスなデータは未知の可能性があると思います。

まだ自分の中で腑に落ちているわけではないのですが、推進すべきは、行政なのかゼネコンなのかコンサルなのか、どこなのかというところです。ここで選択肢の一つとして高速道路や鉄道などの交通インフラもあるのでは・と。情報が多いことでみんなが得する建築ですし、住宅やオフィスだとプライバシーの問題が大きいですから。

特に日本の鉄道は、よく比較されるフランスのそれよりも沿線や駅付近の人口密度がものすごく高い。そのために分岐器などの装置は、あまり場所をとらないように小さく設計されているくらいです。鉄道が単なる移動手段として充てられるだけでなく、次のステップに移行するタイミングなのかもしれません。

 

次回

「BIMと鉄道」について今の時点で書きたいことは書ききった感あるので特に決めてないです。自身の本業で進捗あって、書けそうな内容だったら書いていきたいなと思います。

それよりも季節的にも落ち着いてきたので、たくさん本読んでたくさん旅して勉強したいな〜

 

なんか、今回は業界の人からしてみれば当たり前のことを当たり前に書いただけのように見えなくもなく、BIMと言うよりGIS寄りの記事になってしまった感が否めないですが終わりにします。

kohe

しゃけが好きなんで“やましゃけ”って言います

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