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Akutagawa

誓いの言葉は本当に誓えるか

結婚ってなんだ!

役所に入籍します・と届け出をして、名字が一緒になって、給与が103万円以下なら扶養家族になる。

多分、どんな人にも共通しているのってこんなところなんだと思う。

いろいろなことをシンプルに考えられない私の脳は、いろいろなことに真意を探ってしまう。

 

 

 

別に結婚したからと言って、左手の薬指に接着剤で指輪をつけられるわけでもなく、教会で神父の前で誓いの言葉を交わすことを機に子供が産めるような身体に変態するわけでもない。

そこまで分かりやすければ、いわゆるバツイチ・バツニと言われる人たちは薬指についた指輪の数で簡単に判断されてしまうし、誓いの言葉も雇われ神父の前で「誓います」と5文字発声するだけで済む話。

 

 

 

科学や技術の頭では追いつけない、宗教の領域なんだなーと思う。

 

無宗教のヒトが多い日本には、少々理解し難くできているんだなーと思う。

 

 

 

ここまで書いておいて話をひっくり返すようだが、半年前に結婚した。

正直言うと、今もまだ「結婚ってなんだ!」状態が解消されたわけではない。

 

 

 

小説家・芥川龍之介の有名な恋文でこんな一文がある。

 

〜芥川龍之介の恋文〜

   世間の人のやうに結婚と云ふ事と

   いろいろな生活上の便宜と云ふ事とを一つにして考へる事の出来ない人間です。

全文はここ

 

 

 

 

結婚しよう・と思った時に、この一文がずっと引っかかっていた。

「生活上の便宜」

 

 

 

自分も少なからず「結婚」と「生活上の便宜」を一つに考えているのではないか。

料理が2人分作れるし、結婚休暇という制度を使ってハネムーンに行ける。

そんな妄言が芥川さんのこの言葉を聞いてから、どんどん惨めに思えてきた。

芥川さんのその域に到達するのにはどうすればいいんでしょうか。って

 

 

 

それでも結婚をしたいと思えたのは、この人なら今もこの先も好きでいれるというのは前提で、心底喜んでくれる人や泣いてくれる親族がいたからなんだと思う。

そんな人たちがいつまでも近くにいる、元気でいることを当たり前に思わず、今居ること、できるうちに感謝しなきゃって。

身近な人が他界して教えてくれたことだった。

 

 

 

 

そんな2人が精一杯考えたのは誓いの言葉だった。

神父さんの「一生愛することを誓いますか」よりも本当に2人だけの誓いの言葉を作りたかった。

 

 

 

□二人の生き方を尊重し、信頼し、励まし合っていくことを誓います

□お互いの挑戦に対して、最良のパートナーとして、背中を押して行きます

□いかなる困難に立ち向かった時も、二人で考え、助け合い、支え合い、乗り越えていきます

□周りの人への感謝を忘れず、困っている人がいれば手を差し伸べていくことを誓います

□新しいことに挑戦し、二人で夢を見るだけでなく、叶えていくことを誓います

 

 

 

この言葉ができた時に思ったことは、

「あー、僕は多分2人で一緒に、まだ見ない世界を旅しながら人助けをして生きていきたいんだなあ」って。

昔から漠然と2人で仕事を一緒にできたらなと思っていて。

例えば、建築に関わるハードの面を自分が作って、ホームページやロゴ、広告などのソフトの面を澄さんにやってもらう。

 

 

 

2人でできることはほんの少しで、頼んでくれた人の人生における何分の1にしか携われないかもしれないけど、2人でしかできないことをやっていきたい。

今はそう思います。

 

 

 

 

 

ちなみに芥川さん。

後日、浮気をなさったそうです。

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