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ミクロな生活をマクロな視点で設計しよう

「小さな建築」隈研吾

   近代的な縦割りシステムが20世紀の建築を退屈なものにした。

 

 

年をとって、仕事を始めて、5年ほどたって、嬉しいことが一つありました。

それは建築の本が心底楽しめるようになったということです。

多分、本を読むという習慣的な変化もあると思いますが、RC造・S造といった基本的な構造知識や、母屋や破風と言った言葉を知ったという、かなり基礎ですが技術的な部分の変化も大きいと思います。

 

 

言わずと知れた隈研吾さん。東京オリンピックの国際競技場の設計者さんとして選ばれた方ですね。

 

建築業界が退屈になったのは、「建築と土木」「意匠と構造と設備」というように分野の細分化が一つの原因と言っているんですが、妙に納得して、自分の頭の中にあったもやもやとしたものを綺麗に言語化してくれたような気分でした。

 

 

 

仕事始めて3年くらいたって、資格とった時に、当時の管理職の人から「どんな分野にすすみたいか」って聞かれた時にこう答えたんです。

「意匠も構造も設備も全部やりたいです」

 

もちろん、すべてのプロジェクトを全部1人でやるというわけスーパーマン気取りで言ったわけではないんだけど、一つの建物を設計するに当たって、なんか知らない分野があるのが気持ち悪かったんですよね。

 

意匠も構造も設備も、

何なら設計も施工も、

日本もアメリカも

いろんな人の立場から物事をみて、最良の設計をしたいという気持ち。

 

まあ、悪い言い方すれば中途半端なんですけど。。

それでもやっぱり、設計するにあたり選択肢を増やして増やして増やして、もう出ないーーーってなって、捻り出して、そこから最良の一つを選ぶことができる設計士さんってキラキラしてるんですよね。

 

 

 

内藤さん(内藤廣)とかOMA(コールハース)とかもそうなんだろうなー

 

 

(H28.5に見に行ったシアトルの図書館です)

 

 


 

 

「小さな建築」隈研吾

   地球上には数千万種の生物が生きているといわれるが、80%は昆虫である。

   なぜ昆虫がかくも多いのか。小さいからである。

 

 

思えば、この辺から私のバイオミミクリー的な興味への没頭が始まった気がします。

虫の本や動物の本・植物の本に始まり、古書「種の起源」とか読み漁ってましたね(笑)

 

※「バイオミミクリー」…「生物模倣」といって、生物の持つ特質を見習い、それを工業製品などに活かそうというアイデア

 

 

昆虫の本を読んでて印象的だったのは、昆虫って共通した特徴として「飛ぶこと」「変態すること」があるんですよね。

種の存続のために進化する時というのは、決まってその翅で飛翔して、厳しい環境に身を置いて変態しているんです。

 

自分より、小さくて非力だと思っていた昆虫だけど、急に自分より上の存在に思えきたんですよね。

ちゃんと生きることに必死なんだよなー。

 

 

脱線したので、建築の話に戻しますが、小さな建築というのは我々にとって身近でとっつきやすく、気楽な存在なんです。

決して弱いわけではないんですね。

 

 

 

ミクロな生活をマクロな視点で設計する。

これが大事なのかもなーと思わされた一冊でした。

 

そして、やっとDIY(建築)の分野で初投稿です(笑)

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